「これって資源ごみ?それとも普通ごみ?」——川崎市でゴミを出すたびに迷う方は多いです。ラベルを剥がすべきか、洗う必要があるか、どの袋に入れるか。ルールが細かいため、間違った出し方をしてしまうことも珍しくありません。
川崎市では2025〜2026年にかけて「プラスチック資源」の収集が段階的に拡大しており、ルールも変わっています。「前はこうだったから今回もこれでいいだろう」という思い込みが間違いのもとになることもあります。
このページでは、川崎市の資源ごみの分別ルールを品目別に整理し、「よくある間違い」を中心に正しい出し方を解説します。川崎市在住の方が迷いなくゴミ出しできるようになることを目的としています。
結論:川崎市の資源ごみ基本ルール
川崎市の資源ごみは「空き缶・ペットボトル」「空きびん・小物金属」「ミックスペーパー」「プラスチック製容器包装」「プラスチック資源」の5種類に分かれています。それぞれ収集日・出し方・使用する袋が異なるため、品目ごとに正しく分別することが必要です。
川崎市の資源ごみを正しく出すための3つの基本ルールは以下のとおりです。
- 中身は使い切り、軽くすすぐ:食品や飲料の残りが付いたまま出すと回収されない場合があります
- 収集日当日の朝8時までに資源物集積所へ:時間を過ぎると回収されません
- 品目ごとに袋や出し方が異なる:ミックスペーパーは紙袋またはひも縛り、空きびんは透明・半透明袋、空き缶・ペットボトルは透明・半透明袋で一緒に出せます
川崎市の資源ごみとは何か
川崎市では、資源として再利用できるごみを「資源物(しげんぶつ)」と呼んでいます。資源物は燃えるごみや燃えないごみとは別に収集されており、リサイクルに回されます。正しく分別することで、資源の有効活用と廃棄物の削減につながります。
川崎市の資源物の主な種類と収集頻度は以下のとおりです。
| 資源物の種類 | 収集頻度 | 主な対象品目 |
|---|---|---|
| 空き缶・ペットボトル | 週1回 | 飲料缶、食品缶、ペットボトル(飲料・酒・しょうゆ等) |
| 空きびん・小物金属 | 月2回 | 飲料びん、食品びん、鍋、フライパン、傘、針金ハンガー等 |
| ミックスペーパー | 週1回 | チラシ、雑誌、封筒、包装紙、ノート等 |
| プラスチック製容器包装 | 週1回 | プラマーク付き容器・包装材 |
| プラスチック資源 | 週1回 | 50cm未満のプラスチック製品全般(川崎区・幸区・中原区は先行開始) |
収集日はお住まいの地域(町名)によって異なります。川崎市公式サイトの「地域別収集日一覧」または「川崎市ごみ分別アプリ」で確認してください。問い合わせ先は川崎市環境局生活環境部収集計画課(電話:044-200-2583)です。
品目別の出し方(具体例中心)
川崎市の資源ごみは品目ごとに出し方が細かく決まっています。品目別に正しい手順を確認してください。
空き缶・ペットボトル
川崎市では空き缶とペットボトルは同じ袋(透明・半透明)に一緒に入れて出します。収集日当日の朝8時までに資源物集積所へ出してください。収集頻度は週1回です。
- 空き缶(対象):飲料缶、菓子缶、粉ミルク缶などの食品用金属缶。中身を使い切り、軽くすすいで出します
- ペットボトル(対象):飲料・酒・みりん・しょうゆ・酢などの容器(ペットボトル識別表示があるもの)。ボトル本体・キャップ・ラベルを分けて、つぶして出します
- キャップの分別:金属製キャップは空き缶として、プラスチック製キャップとラベルはプラスチック製容器包装として出します
スプレー缶・カセットボンベは空き缶とは別の出し方です。専用のキャップを使って屋外で中身を使い切ってから、小物金属として出します。穴を開ける必要はありません。中身が出せない場合は「中身入り」と表示して小物金属として出してください。
空きびん
川崎市では空きびんは透明・半透明の袋にまとめて入れて出します。色の分別は不要です。収集頻度は月2回(空きびん・小物金属は同じ収集日)です。
- 対象:飲料びん、食品びん、酒類のびんなど(色に関わらず対象)
- キャップは外す:金属製キャップは小物金属、プラスチック製キャップはプラスチック製容器包装として出します
- 対象外:化粧品のびん、乳白色のびん、割れたびん→これらは普通ごみです
- 農薬・劇薬のびん:購入した販売店に相談してください
小物金属
川崎市では小物金属は袋に入れずそのままの状態で出します。空きびんと同じく月2回の収集です。
- 対象:最長辺が30cm未満の金属製品。鍋・フライパン・やかん・はさみ・包丁・傘・針金ハンガーなど
- 出し方:袋に入れず、そのままの状態で集積所へ。散乱しやすいものはひもやテープで束ねます
- 刃物類は安全対策を:包丁・はさみなどは厚紙や新聞紙で包んで出してください
- 対象外:最長辺30cm以上の金属製品→粗大ごみとして処分します
ミックスペーパー
川崎市ではミックスペーパーは紙袋に入れるか、ひもで十字にしばって出します。週1回の収集です。新聞紙は古紙として別途出す地区もあるため、お住まいの地区のルールを確認してください。
- 対象:チラシ・投げ込み広告、雑誌・本、封筒(窓付き可)、ハガキ、包装紙、ノート、メモ帳、シュレッダー紙、お菓子の箱など
- 出し方:紙袋に入れるか、ひもで十字にしばる。風で散らばらないよう大きめの包装紙で包んだり、箱に入れてテープで留める工夫も有効
- 雨の日は注意:ミックスペーパーは濡れると資源として使えなくなります。雨天の場合は次の収集日に出しましょう
- 対象外:食品汚れのついた紙・防水加工の紙・カーボン紙・感熱紙(レシートなど)→普通ごみ
プラスチック製容器包装
川崎市ではプラスチック製容器包装は透明・半透明の袋に入れて出します。プラマーク(♱)がついている容器や包装材が対象です。週1回の収集です。
- 対象:食品トレイ、袋類(お菓子・パンの袋)、ペットボトルのキャップとラベル、カップ麺の容器、卵パック(プラ製)、シャンプーや洗剤のボトルなど
- 出す前の準備:中身を使い切り、固形物が残らない程度に軽くすすぎます。きれいに洗う必要はなく「軽くすすぐ」程度で大丈夫です
- 対象外:汚れが落ちない容器(油汚れがひどいもの)→普通ごみとして出します
プラスチック資源(2025〜2026年拡大中)
川崎市では「プラスチック資源」の収集が段階的に拡大しています。川崎区・幸区・中原区では既に収集が始まっており、高津区・宮前区・多摩区・麻生区では令和8年(2026年)4月から開始されます。
プラスチック資源では、プラスチック製品とプラスチック製容器包装を1つの袋に一緒に入れて出せます。プラマークがなくても対象です。
- 対象:一番長いところが50cm未満のプラスチック製品全般。おもちゃ、洗面器、歯ブラシ、ハンガー(プラ製)、バケツ(50cm未満)など
- 出し方:プラスチック製容器包装と同じ袋に一緒に入れて出します。固形物が残らない程度に軽くすすいでください
- 対象外:電動製品、ライター、刃物、注射器などの危険物
川崎市でよくある間違い
川崎市の資源ごみで特によく見られる間違いは以下のとおりです。正しく出すことでスムーズなリサイクルにつながります。
間違い1:洗わずにそのまま出してしまう
川崎市では資源ごみを出す前に「軽くすすぐ」ことが基本ルールです。食品の残りがついたまま出す方が多いですが、汚れが残っていると回収されないだけでなく、ほかの資源物の品質を下げてしまいます。
ただし「きれいに洗わなければいけない」というわけではありません。固形物が残らない程度に軽くすすぐだけで十分です。食器洗いのように丁寧に洗う必要はありません。
間違い2:ペットボトルのラベルを剥がさない
川崎市ではペットボトルのラベルとキャップは必ず外して分別するルールです。ラベルはプラスチック製容器包装、プラスチック製キャップもプラスチック製容器包装として出します。ラベルをつけたままペットボトルとして出すのは間違いです。これは川崎市のルールであり、外さないと品質の低下につながります。
間違い3:普通ごみに混ぜて出してしまう
「面倒だから普通ごみと一緒でいいか」と思いがちですが、川崎市では資源物を普通ごみに混ぜて出すことは禁止されています。川崎市では収集員が目視で確認するため、混入が発覚した場合は回収してもらえないことがあります。
間違い4:化粧品のびんを空きびんとして出してしまう
川崎市では化粧品のびん・乳白色のびん・割れたびんは資源物ではなく普通ごみです。「びんだから資源ごみ」と思い込んで出す方が多いですが、これらは処分方法が異なります。割れたびんは厚手の紙などで包んで「ワレもの」と表示して普通ごみとして出してください。
間違い5:収集日を間違える
川崎市では資源物の種類によって収集頻度が異なります。空き缶・ペットボトルは週1回ですが、空きびん・小物金属は月2回です。収集日を間違えて出してしまうと回収されません。川崎市ごみ分別アプリや公式サイトで地域別の収集日カレンダーを事前に確認しておくことをおすすめします。
間違い6:雨の日にミックスペーパーを出してしまう
川崎市ではミックスペーパーは濡れると資源として使えなくなります。雨の日に出してしまうと、回収されても資源にならず意味がありません。雨天時は次の収集日まで持ち越しましょう。
資源ごみに出してはいけないもの
川崎市の資源ごみとして出してはいけないものを品目別に整理します。誤って出すと回収されないだけでなく、作業員の安全を脅かすこともあります。
| 品目 | 出せないもの(→正しい処分先) |
|---|---|
| 缶 | スプレー缶・カセットボンベ(中身使い切り→小物金属)、汚れた油缶(→普通ごみ) |
| ペットボトル | 油・洗剤・シャンプーの容器(→プラスチック製容器包装)、ペットボトル識別表示がないもの(→プラスチック製容器包装) |
| びん | 化粧品びん、乳白色びん、割れたびん(→普通ごみ)、農薬・劇薬のびん(→購入店に相談) |
| プラスチック | 汚れが落ちない容器(→普通ごみ)、電動製品・ライター・刃物(→粗大ごみまたは小物金属) |
| 紙類 | 食品汚れのついた紙、防水加工の紙、カーボン紙、感熱紙(レシートなど)(→普通ごみ) |
正しい出し方の手順
川崎市で資源ごみを正しく出すための手順をまとめます。毎回これを確認することで間違いを防げます。
STEP 1:中身を使い切る・軽くすすぐ
缶・ペットボトル・びん・プラスチック容器は、中身を使い切り軽くすすいでください。しっかり洗う必要はありませんが、食品の残りや固形物は取り除きます。ミックスペーパーは汚れた紙を取り除いてください。
STEP 2:キャップ・ラベルを外して分別する
ペットボトルはキャップとラベルを外します。金属製キャップは空き缶へ、プラスチック製キャップとラベルはプラスチック製容器包装へ。びんのキャップも外して、金属製は小物金属、プラスチック製はプラスチック製容器包装へ分別します。
STEP 3:品目別の方法で袋に入れる・まとめる
川崎市のルールに従って品目別にまとめます。
- 空き缶・ペットボトル:透明・半透明の袋に一緒に入れる
- 空きびん:透明・半透明の袋に入れる(色分け不要)
- 小物金属:袋に入れず、そのままの状態(散乱防止でひも縛りも可)
- ミックスペーパー:紙袋に入れるかひもで十字にしばる
- プラスチック製容器包装・プラスチック資源:透明・半透明の袋に入れる
STEP 4:収集日当日の朝8時までに資源物集積所に出す
川崎市では資源物の収集は朝8時が締め切りです。収集日は町名ごとに異なるため、事前に川崎市公式サイトまたはごみ分別アプリで確認してください。前日の夜のうちに集積所に出すことも可能です。
実際に迷いやすいケース(OK/NG)
川崎市の資源ごみで「これはどう出したらいい?」と迷いやすいケースをまとめます。
油が入っていたペットボトル・缶
食用油のペットボトルはペットボトル識別表示がないためペットボトルではなく、プラスチック製容器包装として出します。油の缶(一斗缶など)は中身を使い切ったうえで、30cm未満なら小物金属、30cm以上なら粗大ごみとして処分します。油汚れが落ちない缶は普通ごみです。
ラベルを剥がすのは必須か
川崎市ではペットボトルのラベルは必ず外して別の資源物として分別します。ラベルをつけたままでは不可です(NG)。一方、缶のラベルは缶と一緒に出してかまいません(OK)。
軽くすすぐだけでよいか
川崎市では「固形物が残らない程度に軽くすすぐ」で十分です(OK)。食器洗いのようにきれいに洗う必要はありません。ただし、油汚れがひどく落ちない場合は普通ごみとして出します(その場合はNG)。
異素材が混在している容器
金属とプラスチックが組み合わさった容器は、それぞれ分解できる場合は分けて出します。分解できない場合は材質が多い方の分類で出すか、川崎市のごみ分別アプリや環境局(044-200-2580)に確認してください。
窓付き封筒はミックスペーパーで出せるか
川崎市では窓付き封筒もミックスペーパーとして出せます(OK)。フィルム部分を取り外す必要はありません。ただし、大量のシュレッダー紙は散乱しやすいため、袋に入れるか紙袋でしっかりまとめてから出してください。
汚れたプラスチック容器
マヨネーズやケチャップの容器など、中身が残りやすいものは軽くすすいで出せます(OK)。ただし、どうしても汚れが落ちない場合は普通ごみとして出してください(NG)。「汚れているから捨てるのが申し訳ない」と思う必要はなく、無理に洗わず普通ごみに出す判断で問題ありません。
よくある疑問(Q&A)
- Q. 川崎市で資源ごみの収集日はどうやって調べますか?
川崎市の資源ごみ収集日は、お住まいの町名によって異なります。川崎市公式サイトの「地域別収集日一覧」または「川崎市ごみ分別アプリ」で確認できます。アプリではリマインダー通知機能もあり、収集日前に通知を受け取ることができます。
- Q. ペットボトルのキャップとラベルはどこに出しますか?
川崎市ではペットボトルのキャップとラベルはプラスチック製容器包装として出します。金属製キャップの場合は空き缶として出してください。ラベルを剥がさずにペットボトルとして出すことはできません。
- Q. スプレー缶はどう処分しますか?
川崎市ではスプレー缶・カセットボンベは専用のキャップを使って屋外で中身を使い切り、小物金属として出します。穴を開ける必要はありません。中身が出せない場合は「中身入り」と表示して小物金属として出してください。
- Q. 割れたびんは資源ごみで出せますか?
川崎市では割れたびんは資源ごみ(空きびん)として出すことができません。割れたびんは普通ごみとして、厚めの紙などで包んで「ワレもの」と表示したうえで出してください。
- Q. プラスチック資源は全区で収集が始まっていますか?
2026年3月現在、川崎区・幸区・中原区では収集が開始されています。高津区・宮前区・多摩区・麻生区では令和8年(2026年)4月から収集が始まります。お住まいの区の収集開始時期を確認のうえ、出すようにしてください。
- Q. 収集時間に間に合わなかった場合はどうすれば良いですか?
川崎市では収集日当日の朝8時を過ぎたごみは回収されません。次の収集日まで自宅で保管し、次回の収集日に改めて出してください。集積所に残置しないようにしましょう。
- Q. 分別が分からないときはどこに問い合わせればよいですか?
川崎市の資源物・ごみの分別は「川崎市ごみ分別アプリ」の品目検索機能で確認できます。それでも不明な場合は、川崎市環境局生活環境部収集計画課(電話:044-200-2583)または減量推進課(電話:044-200-2580)にお問い合わせください。
まとめ
川崎市の資源ごみを正しく出すためのポイントをまとめます。
- 品目別にルールが異なる:空き缶・ペットボトル、空きびん・小物金属、ミックスペーパー、プラスチックはそれぞれ出し方・収集頻度が違います
- 中身は使い切り・軽くすすぐ:きれいに洗う必要はありませんが、食品の残りは取り除いてから出します
- ペットボトルはキャップ・ラベルを外す:キャップとラベルはプラスチック製容器包装として別に出します
- 収集日当日の朝8時までに出す:時間を過ぎると回収されません
- 収集日はアプリ・公式サイトで確認:品目によって収集頻度が異なるため、地域別カレンダーで確認してください
- プラスチック資源の収集が拡大中:全市での収集は2026年4月から開始。お住まいの区の収集状況を確認してください
分別に迷ったときは「川崎市ごみ分別アプリ」の品目検索が便利です。正しい分別でリサイクルに協力しましょう。


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