神奈川県藤沢市(人口約44万人)では、びん・かん・ペットボトル・古紙・古布・プラスチックなど多くの品目を「資源ごみ」として分別収集しています。
資源ごみは指定収集袋(ピンク色の藤沢市指定袋)が不要で、品目ごとのルールに従って出せば無料で収集されます。
本記事では、藤沢市の資源ごみの種類・正しい出し方・収集スケジュールを公式情報にもとづいて詳しく解説します。
藤沢市の資源ごみとは
藤沢市では、ごみを大きく「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」「大型ごみ」などに分別しています。
このうち資源ごみとは、再利用・リサイクルを目的として市が無料で収集する品目のことです。
資源ごみは収集後、「リサイクルプラザ藤沢」などの資源化施設に運ばれ、びんや缶・ペットボトルは再資源化、古紙・古布は再生利用されます。
資源ごみをきちんと分別して出すことは、ごみの減量化と資源の有効活用につながります。
藤沢市の資源ごみ一覧
藤沢市で資源ごみとして収集される主な品目は以下のとおりです。
- ビン(食品用・飲料用・化粧品用)
- カン・なべ類(食品用・飲料用缶、金属製台所用品)
- ペットボトル(ペットマーク表示のあるもの)
- 本・雑がみ(本、雑誌、コピー用紙、封筒など)
- 新聞・折込広告
- 段ボール
- 飲料用紙パック
- 古布類(衣類、タオル、毛布、カーテンなど)
- プラスチック製容器包装
- 商品プラスチック(50cm未満のプラスチック製品)
- 廃食用油(植物油のみ)
上記品目はすべて、藤沢市指定収集袋(ピンク色)への入れ替えは不要です。品目ごとに定められた出し方で収集日の朝8時までに出してください。
藤沢市の収集方式とブロック制度
藤沢市では、家庭ごみ・資源ごみの収集は「完全戸別収集方式」を基本としています。
集積所ではなく、収集日に自宅前(道路に面した敷地内)に出す方式です。
なお、集合住宅にお住まいの方は、集合住宅専用の集積所やコンテナを使用します。
収集ブロック(1〜10ブロック)について
藤沢市内は収集効率を高めるために1〜10ブロックに区分されており、ブロックごとに収集曜日・スケジュールが異なります。
お住まいのブロックは「資源とごみの収集ブロック索引(自治会別)」または藤沢市ごみ分別アプリで確認できます。
たとえば2ブロックを例にとると、可燃ごみは毎週月曜・木曜(週2回)、プラスチック製容器包装は毎週水曜(週1回)、ペットボトル・カン・なべ類は隔週金曜(月2回)、本・雑がみ・商品プラスチック・その他資源(段ボール・古布等)は隔週火曜(月2回)という構成になっています。
具体的な収集日は各ブロックのカレンダーをご確認ください。
収集日程カレンダーは藤沢市公式サイト(資源とごみの収集日程カレンダー)から確認できます。
出す時間・場所の基本ルール
- 収集日の朝8時までに出す(早すぎる前日出しは禁止)
- 戸建て住宅:道路に面した自宅敷地内
- 集合住宅:集合住宅専用集積所・コンテナ・ネット
ビンの出し方
ビンは食品用・飲料用・化粧品用(乳白色以外)のものが対象です。ビンはリサイクルが可能なため、資源ごみとして分別します。
出せるビン
- 調味料(しょうゆ・ソース・みりん等)のビン
- 飲料(ジュース・お酒・ワイン等)のビン
- 化粧品・香水のビン(乳白色以外)
出せないビン(資源ごみ不可)
- 栓・キャップ類(不燃ごみ)
- 電球・蛍光管(特定処理品目)
- 陶磁器製品(不燃ごみ)
- 割れたビン(不燃ごみ)
- 乳白色のビン(不燃ごみ)
ビンの正しい出し方
- 中身を完全に出す
- 水で軽くすすいでから出す
- 栓・キャップは別途不燃ごみへ
- 袋には入れず、バケツなどの容器に入れて出す(戸建ての場合)
- 集合住宅の場合は専用コンテナに入れる
ビンの収集頻度はブロックにより異なります。詳細は収集日程カレンダーでご確認ください。
参考:ビンの出し方|藤沢市公式
カン・なべ類の出し方
缶やなべ・やかんなどの金属製台所用品も資源ごみとして収集されます。正しく出すことでアルミや鉄などの金属として再資源化されます。
出せるカン・なべ類
- 食品用・飲料用・酒類・菓子缶
- なべ・やかん・フライパン(金属製)
- ザル・ボール・おたま・ナイフなどの金属製台所用品
出せないカン・なべ類(資源ごみ不可)
- 18リットル缶・塗料缶(不燃ごみ)
- 一辺50cm以上の大きなカン(大型ごみ)
- ホーロー製のなべ(不燃ごみ)
- さびや焦げ付きなど汚れのひどいもの(不燃ごみ)
- 包丁・はさみ(不燃ごみ)
- スプレー缶・ガスボンベ(危険ごみ・テープ類)
カン・なべ類の正しい出し方
- 缶は中身を出して、水で軽くすすぐ
- 缶はつぶさずにそのまま出す(選別作業の妨げになるため)
- 袋には入れず、バケツなどの容器に入れて出す(戸建ての場合)
- 集合住宅は専用ネットまたはコンテナに入れる
ペットボトルの出し方
ペットボトルはプラスチックの中でも資源価値が高く、繊維製品や新しいペットボトルとして再生利用されます。
藤沢市では「ペット1マーク」のあるものに限って資源ごみとして収集しています。
出せるペットボトル
- 飲料用(水・お茶・ジュース・炭酸飲料等)
- しょうゆ・みりん・酢・ノンオイルドレッシング用
- ボトルに「ペット1マーク」の表示があるもの
出せないもの(ペットボトルから除くもの)
- キャップ(プラスチック製容器包装へ)
- ラベル(プラスチック製容器包装へ)
- 卵パック(プラスチック製容器包装へ)
- ペットマーク表示があってもプラスチック製容器包装に分類されるもの
ペットボトルの正しい出し方
- 中身を完全に出し、水で軽くすすぐ
- できるだけつぶして出す(収集効率向上のため)
- キャップのリング部分はそのままで構わない(機械処理対応)
- 袋には入れず、バケツなどの容器に入れて出す(戸建ての場合)
- 集合住宅は専用ネットまたはコンテナに入れる
古紙(新聞・本・雑がみ・段ボール・紙パック)の出し方
古紙類はリサイクルの中でも特に再生利用率が高い資源です。
藤沢市では新聞・折込広告、本・雑がみ、段ボール、飲料用紙パックを資源ごみとして収集しています。
品目によって出し方が異なるため、正しく分けて出しましょう。
新聞・折込広告の出し方
新聞と折込広告は一緒にまとめて出せます。他の紙類(本・雑誌・雑がみ)と混ぜずに出してください。
- 束ねて、ひもで十文字にしばって出す
- 他の紙類(本・雑誌・雑がみ)とは分けて出す
- 袋には入れない
本・雑がみの出し方
本・雑誌・カタログ・コピー用紙・ポスター・カレンダー・ノート・封筒・はがき・ダイレクトメール・ボール紙・厚紙・シュレッダー紙などが対象です。
- 本はひもで十文字にしばって出す
- 雑がみは紙袋に入れひもで十文字にしばるか、本にはさんで出す
- 大型紙は新聞紙やポスターで包んで出してもよい
- シュレッダー紙はビニール袋も可(ただし雨の日は避ける)
- 粘着テープやダンボール箱で束ねないこと
以下のものは紙でも資源ごみに出せません(可燃ごみへ)。
- 防水加工された紙(紙コップ・紙皿・カップめん容器)
- カーボン紙・写真・感熱紙(レシート)
- ティッシュペーパー・汚れた紙
段ボールの出し方
- 箱のままでなく、つぶして(たたんで)出す
- 複数枚ある場合はひもで十文字にしばる
- 金属やガムテープは取り除いて不燃ごみへ
飲料用紙パックの出し方
- 使い終わったら洗浄して切り開く
- 乾燥させてからひもで束ねて十文字に縛る
- アルミニウム内層のある清酒パックや茶色のパックは可燃ごみ
参考:その他資源(新聞・段ボール・飲料用紙パック・古布類)の出し方|藤沢市公式
古布類の出し方
衣類・タオル・カーテンなどの古布は資源ごみとして収集されます。正しく出すことで繊維製品にリサイクルされます。
出せる古布類
- 衣類(わた・羽毛の入っていないもの)
- タオル・タオルケット
- カーテン(わたの入っていないもの)
- シーツ(わたの入っていないもの)
- 毛布
- セーター・革ジャンパー
出せない古布類(資源ごみ不可)
- わた・羽毛の入った衣類(ダウンジャケット・どてら等)→ 2026年1月以降は可燃ごみへ
- レインコート(不燃ごみ)
- 汚れのひどい衣類(可燃ごみ)
古布類の正しい出し方
- ひもで十文字にしばって出す
- ビニール袋には入れない(蒸れてリサイクルできなくなるため)
- 雨の日は出さない(濡れるとリサイクル不可になる)
プラスチック製容器包装の出し方
プラスチック製容器包装とは、商品を包んでいるまたは商品を保護するプラスチック製のもので、商品と分離した場合に不要になるものです。
ポリ袋・ラップ・トレイ・パック類などが該当し、専用マーク(プラマーク)が記載されているものが対象です。
出せるプラスチック製容器包装(主な例)
- ポリ袋・ラップ類
- トレイ・パック類(食品用スチロールトレイ等)
- カップ類(ヨーグルト・プリン等の容器)
- チューブ類(歯磨き粉・マヨネーズ等)
- ボトル類(シャンプー・洗剤等)
- 緩衝材・発泡スチロール
- ペットボトルのキャップ・ふた
出せないもの
- 汚れが落ちないもの・中身が出せないもの(可燃ごみ)
- プラスチック製の商品本体(バケツ・洗面器・おもちゃ等は「商品プラスチック」へ)
プラスチック製容器包装の正しい出し方
- 水でゆすぐか、いらない紙などでぬぐって汚れを落とす
- シールは剥がさなくてよい
- 透明または半透明の袋に入れて出す(二重袋は避ける)
- 収集日の朝8時までに出す
商品プラスチックの出し方
商品プラスチックとは、「プラスチック製容器包装」以外のプラスチック製品で、金属・木材などが含まれていない一辺50cm未満のものです。
バケツ・洗面器・おもちゃ・CDケースなどが該当します。
商品プラスチックの正しい出し方
- 透明または半透明の袋に入れて出す
- 袋に入らない50cm未満のもの(灯油容器等)は貼り紙をすれば収集対象
- 一辺50cm以上のものは「大型商品プラスチック」として予約制無料収集
廃食用油の出し方
家庭で使用した食用油(サラダ油・オリーブ油・菜種油等の植物油)は廃食用油として資源ごみに出せます。動物性の油(ラードなど)は対象外なのでご注意ください。
廃食用油の正しい出し方
- 熱が冷めた後、スクリューキャップ式のペットボトルに入れる
- ビン・缶には入れない
- 収集日の朝8時までに出す
- 戸建ては道路に面した自宅敷地内、集合住宅は専用集積所へ
資源ごみ分別早見表
以下に、藤沢市の主な資源ごみの出し方をまとめました。
| 品目 | 袋の要否 | 収集頻度の目安 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| ビン | 袋不要(容器に入れる) | ブロックによる | 中身を出してすすぐ。割れたビンは不燃ごみ |
| カン・なべ類 | 袋不要(容器に入れる) | 月2回程度 | つぶさずに出す。スプレー缶は危険ごみへ |
| ペットボトル | 袋不要(容器に入れる) | 月2回程度 | ペットマーク確認。すすいでからつぶして出す |
| 新聞・折込広告 | 袋不要(ひもで縛る) | 月2回程度 | 他の紙類と混ぜない |
| 本・雑がみ | 袋不要(ひもで縛る) | 月2回程度 | 防水加工紙・レシートは可燃ごみ |
| 段ボール | 袋不要(ひもで縛る) | 月2回程度 | たたんで出す。ガムテープは除去 |
| 飲料用紙パック | 袋不要(ひもで縛る) | 月2回程度 | 切り開いて洗い、乾燥させる |
| 古布類 | 袋不要(ひもで縛る) | 月2回程度 | 雨の日は出さない。ビニール袋不可 |
| プラスチック製容器包装 | 透明・半透明の袋 | 週1回程度 | 汚れを落とす。プラマーク確認 |
| 商品プラスチック | 透明・半透明の袋 | 月2回程度 | 50cm未満のもの。容器包装以外の製品 |
| 廃食用油 | ペットボトルに入れる | ブロックによる | 植物油のみ。冷ましてからペットボトルへ |
2026年の分別ルール変更まとめ
藤沢市では2025年9月にリサイクルプラザ藤沢で火災事故が発生したことを受け、2026年にかけてごみ分別ルールが変更されました。
資源ごみの出し方にも関連する変更点があるためご確認ください。
2026年1月19日からの変更
「充電式小型家電」が特定処理品目(危険ごみ)として新たに分別収集されるようになりました。
リチウムイオン電池等が内蔵されており、電池が取り外せない一辺50cm未満の製品が対象です。
- スマートフォン・タブレット
- ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン
- 電動歯ブラシ・電気シェーバー
- スマートウォッチ・携帯扇風機
- 携帯ゲーム機・携帯音楽プレーヤー
これらは資源ごみや不燃ごみとして出さず、「危険ごみ・テープ類(旧:特定処理品目)」として出してください。
不燃ごみから可燃ごみへ変更された品目(2026年4月1日以降)
以下の品目は、2026年4月1日以降は不燃ごみではなく可燃ごみとして出してください(2026年3月31日まで移行期間として不燃ごみでも収集されました)。
- 靴(スニーカー・革靴・長靴など)
- わた・羽毛入り衣類(ダウンジャケット・どてら等)
- スポンジ類
- クッション・座布団(一人掛け)
なお古布として出せる衣類は「わた・羽毛の入っていないもの」に限ります。わた入り衣類は2026年4月以降は可燃ごみに出してください。
「特定処理品目」から「危険ごみ・テープ類」へ名称変更(2026年4月1日)
2026年4月1日より、「特定処理品目」という分類名が「危険ごみ・テープ類」に変更されました。
スプレー缶・ガスボンベ・ライター・乾電池・蛍光管などはこの分類で出してください。
収集日程カレンダーの調べ方
藤沢市では住んでいる地区(ブロック)によって資源ごみの収集曜日が異なります。
自分の住所がどのブロックに当てはまるかを確認したうえで、該当ブロックのカレンダーを確認しましょう。
ブロック確認方法
- 公式サイトの収集ブロック索引を使って自治会名から検索する
- 藤沢市ごみ分別アプリ(スマートフォン対応)で住所を入力して確認する
- 藤沢市環境事業センター(電話:0466-87-3912)に問い合わせる
収集日程カレンダーの入手先
- 藤沢市公式サイト:資源とごみの収集日程カレンダー
- 藤沢市ごみ分別アプリ(App Store・Google Play で「藤沢市ごみ分別」で検索)
- 転入時に市から配布されるカレンダー
資源ごみをうまく活用するためのポイント
資源ごみを正しく出すためのコツと、知っておくと便利な情報をまとめました。
分別に迷ったときの調べ方
品目の分別に迷ったときは、藤沢市の「ごみ検索システム(https://fujisawa-city.sakura.ne.jp/)」を活用しましょう。品目名を入力すれば、どの分別に該当するか、出し方の注意点まで確認できます。
資源ごみの「汚れ」について
資源ごみに汚れが残っていると、リサイクルできずに可燃ごみとして処理されてしまいます。特に以下の点に注意してください。
- ビン・缶・ペットボトルは必ず中身を出してすすぐ
- プラスチック製容器包装は汚れを落としてから出す
- 古布は汚れたものは資源ごみに出さない(可燃ごみへ)
- 飲料用紙パックは洗って切り開き、乾燥させてから出す
古紙類は雨の日に注意
新聞・段ボール・古布などは濡れるとリサイクルができなくなります。
雨の日や前日からの出し置きは避けてください。
急な雨が心配な場合は、防水性のある袋(シュレッダー紙等はビニール袋可)や袋に入れた状態で上から古紙で包む工夫も有効です。
ただし古布だけはビニール袋に入れるのは禁止なのでご注意ください。
資源ごみは指定収集袋(ピンク袋)不要
藤沢市では可燃ごみ・不燃ごみに「藤沢市指定収集袋(ピンク色)」が必要ですが、資源ごみには指定収集袋は不要です。
ただし、プラスチック製容器包装・商品プラスチックは「透明または半透明の袋」に入れて出す必要があります。
問い合わせ先
藤沢市の資源ごみに関する問い合わせは、以下の窓口で受け付けています。
- 藤沢市環境事業センター(ごみ・資源全般の問い合わせ)
電話:0466-87-3912
受付時間:平日8:30〜17:00 - 藤沢市公式ウェブサイト:資源とごみの分け方・出し方について


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